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【怖い体験談】夜の見知らぬ大男 - アメリカ ラスベガス編 ~Eigo Stories vol.5~

2章. 夜の見知らぬ大男

その時である。

「ニイチャンナニヤッテルノ!?」

片言の日本語で大声で話しかけられたと思った次の瞬間、背後から後頭部を手の平で力強く叩かれた。

「痛った!!!!」

思わず口に出して叫んでしまった。

完全に不意打ちだったこともあり、前のめりになりながらもなんとかスマホは落とさずに済んだ。

それと同時に、ある考えが頭をよぎった。

「もしかすると、これが米国流の挨拶なのか?自分もフレンドリーに返事した方がいいのか?」

そんなことを考えつつ、後頭部を押さえながらも振り返ってみると、そこには見知らぬレゲエ ファッションの大男が立っていた。

「顔は・・・あれ?微塵も笑っていないぞ。真顔やん」

心の中でそう呟いた。

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