2021年の秋、ある映像の撮影@首都圏に参加してきました。
撮影を通して、自身の気持ちに大きな変化がありました。
今回は、撮影で思い出した芝居への想いをお話します。
目次
撮影で感じたこと~ワクワクする気持ち~
結論から言うと、今回の映像撮影はとてもワクワクする気持ちになりました。
撮影の日は朝も早いし、荷物の事前準備が必要で忙しくなるにもかかわらず、特に気にならないのです。
このワクワクする理由は何だろう?ふと考えてみました。
- ①自分にしかできないことで、人の役に立てることが嬉しい
- ②撮影現場の皆で協力して作り上げる雰囲気が好き
- ③非日常的な空間が好き
- ④自分の生きた姿を作品に残すことができる
きっと、①~④の全てが当てはまるのだと思います。
中でも、「①自分にしかできないことで、人の役に立てることが嬉しい」は強いモチベーションに繋がっていると感じます。
芝居への想いを忘れてしまった理由
そもそも、なぜ芝居への想いを忘れてしまっていたのか。
理由は次の3つだと考えています。
- ①主体性が無い
- ②目標が不明確
- ③生活費の確保
①主体性がない
一つ目は「主体性がない」です。
芝居に関し、事務所が手配してくれるオーディション、講師が準備してくれたワークショップなど、誰かから与えられるのを待っていた状態でした。
つまりは受け身の状態から抜け出せていない。
本当に芝居が好きであれば、自分で仲間を集めて映画を作ったり、舞台を企画したり、映像配信もできたはずです。
結局は、変化を恐れて人目を気にして「行動しない」という安全な選択をしていました。
②目標が不明確
二つ目は「目標が不明確」です。
関西から上京し、映像出演や朗読劇など、芝居を継続して挑戦したところまでは良かったと思います。
ただし、問題は目標設定が甘かった点です。
自分は何歳までにどんな姿になっている必要があり、そのために具体的にどのような行動をしていくのか。
なりたい姿にギャップがあるのであれば、その差をどのように埋めていくのか。
上京すること自体が目標になっていたと自責しています。
目標が不明確だと、具体的な行動ができませんよね。
③生活費の確保
三つめは「生活費の確保」です。
関東の首都圏、いわゆる都市で生きていくためには、最低限の生活費が必要になります。
家賃、交通費を始め、店舗の駐輪場に至るまで、全てにおいて費用が発生します。
「芝居をするために働く」だったのが、気が付けば「生活するために働く」に目的が変わっていました。
結果的に、自分が好きなことをする意欲まで下がっていました。
撮影の待ち時間の使い方
今回の撮影では、効果的な時間の使い方を模索しました。
それこそ、以前の撮影の待ち時間ではスマホニュースやYouTubeを際限無く観ていました。
よって今回は、意識して次のことに取り組みました。
- 小説執筆
- ブログ執筆
- Webバナー制作
いずれも創作活動、つまり何かを生み出す活動を自ら主体的に取り組むことができました。
そしてまさに、本ブログも撮影の待ち時間に書き始めていました。
消費時間ではなく、生産時間へ。
自分自身、過去の自分よりも成長を感じることができました。
自分の性格についての考察
自分は性格的に変化が苦手だと自覚しています。
一方で、撮影では初対面の人が大勢いますし、場所も人生で行ったことが無いケースがほとんど。
性格と環境の辻褄が合わないのですが・・・。
一つ仮説として、「自分が想像できる枠の中での変化は、刺激があって好き」なのかもしれないと考えるようになりました。
それに対し、「未経験/未知のことを他人に強制される、自分の意志ではない変化を求められる」に苦手意識(不安)があることが分かってきました。
人間、得意不得意があるものですね苦笑。
おわりに
自分自身、上京してからは受け身だったと自覚があり、主体的に行動できてなかったと感じています。
一方で、このタイミングで気が付けて良かったとも考えています。
過去を悔やんでも仕方がないですよね。
最も大切なのは、「自分はまだ生きている」ということ。
過去の失敗を、今後に活かすことができます。
今回の映像撮影で、自分が忘れていた芝居への想いを思い出すことができました。
「自分の表現で、人々を笑顔にしたい」
シンプルにその気持ちだけだったのです。
20代の時、臆病な性格の自分が不安を抱えながらも業界に飛び込んだ勇気を忘れないように。
今後も自分の心の声にしっかりと耳を傾けながら、動き続けていきます。
「動き続けて今に集中すること」が、まだ見ぬ未来への不安に対抗できる手段だと理解しているからです。
自分の心に正直に。
後悔しない人生にするために。
この世に生きた証を残すために。
おわり