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【短編小説】放課後ジェントルメン ~出会い編~

/ラジオDJのセリフ脳内再生「安心する言葉選び・・・」/

凛空「ではなくて・・・。えーと、正直タイプだと思って声を掛けました!良かったらお茶しませんか?10分だけ、オンリータイム」

海澄「お茶・・・ですか?」

凛空「そうです、ティータイムです」

海澄「えーと・・・初対面の人とはちょっと・・・」

凛空「マ、マズイ・・・不安を与えないように・・・」

凛空「えっと、自己紹介しますね!俺は凛空って言います。大京大学の2年生です」

海澄「大京大学?へぇー私も一緒です、同じく2年生」

凛空「まさかの同じ大学!凄い偶然ですね」

海澄「そうですね」

凛空「えーと、扇舞教授は分かります?」

海澄「扇舞教授?」

凛空「知りません?経済学の講義中、私語していると全力で扇子を投げてくる狂人」

海澄「そんな人がいるんですか?怖いですね」

凛空「そうなんですよ、クレイジーなんですよ」

海澄「経済学の講義を選択するときは気を付けます」

凛空「要注意です!あの、良かったらゆっくりお話しませんか?」

海澄「お話?」

凛空「すぐそこに美味しいダージリンティーが飲めるカフェがあって。もちろん、ご馳走します」

海澄「えーと、今は友達を待っているし・・・」

凛空「大丈夫!5分だけでいいので!」

海澄「・・・他の女の子にも声を掛けたんですか?」

凛空「まぁー、少しは」

海澄「少し?・・・私は何人目ですか?」

凛空「えーと、21人目です」

海澄「21人!?凄いですね。メンタル強すぎでは?」

凛空「ハハハ・・・そんな褒められても!」

海澄「いや、褒めてない!」

凛空「あれ?違いました?」

海澄「どうせ誰でもいいんでしょ?」

凛空「違います!本気であなたが一番素敵だと思いました!」

海澄「ふーん?」

凛空「セミロングの髪も、ベリー綺麗ですよね?」

海澄「髪は・・・褒めて貰えると嬉しいです。お手入れ頑張ってるので」

凛空「モデルさんみたいですよね」

海澄「そんな、モデルではないです」

凛空「よし!ケーキもご馳走しましょう!そして今回は特別に、俺の笑顔も提供します!」

海澄「ふふ、笑顔?なにそれ」

海澄「んー・・・暇つぶしにはなるかぁ」

凛空「え?」

海澄「さっき、友達から少し遅れるって連絡きたし・・・ほんとに5分だけなら」

凛空「Oh・・・恋愛マスター・・・」

海澄「何か言いました?」

凛空「い、いえ!何でもないです!やった!嬉しくてハピネス!」

海澄「あまり大声出さないでください。恥ずかしいので」

凛空「おっと、これは失礼」

凛空「それでは行きましょうか。カフェまでエスコートしますよ?」

海澄「何ですかそのキャラ?」

凛空「よろしければ、お鞄もお持ちしましょうか?」

海澄「結構です、自分で持てます」

凛空「なんなりとお申し付けください、お姫様」

海澄「お姫さまって。でもありがと」

凛空「お礼には及びません、こう見えて俺、ジェントルメンですから」

海澄「ふふ、変なの」

/凛空と海澄がカフェへ向かう/

ラジオDJ「街中で偶然出会った大学生の男女。2人の今後の展開が気になりますよね。次回、放課後ジェントルメン ~カフェ編~。どうぞお楽しみに」

登場人物

凛空(リク):本作の主人公、大京大学2年生。趣味はナンパ。 <19歳・男性>

海澄(カスミ):本作のヒロイン、大京大学2年生。趣味はカフェ巡り。 <19歳・女性>

ラジオDJ:自称恋愛マスターの謎の男。通りがかりに出会った凛空に対し、一方的に恋のアドバイスをするが・・・。 <年齢不詳・男性>

あとがき

「香ばしい男子学生が主人公の物語を書きたい」

そんな深夜テンション的なノリから書き始めたのが、本作「放課後ジェントルメン」です。

個性豊かな出演者たちが織り成す物語をお楽しみ頂けると嬉しいです。

作品紹介

主人公は、趣味がナンパの大学生「凛空」。

彼が街中で謎の男「ラジオDJ」と偶然出会ったことで起きた奇跡とは。

ハートフルな恋愛物語です。

*本作品の著作権は著者(Eigo Yusuke)に帰属します。無断転載はお控え下さい。商業利用のご依頼は、本サイトメールフォームよりご連絡下さい。

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